mt. Tomoro

そこに山があるから。
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2010/12/13 ションベン横丁。



交流会の雑務や,図書館で史料収集など。昼に,図書館の前・典蔵組“組長”(決して怖い方ではない),Wxy,アルバイト学生のDytらと学生活動中心の「盛宴」で昼食。みなさんの突っ込んだ質問にタジタジ……ま,結果として,曖昧にしておくのが無難であるから,これでよいわけだが。食事の後,しばらく図書館で調べものの後,研究室へ戻る。16:20からLyrの日本語レッスン。テキストに「ションベン横丁のションベンビール」というものがあり,なんとも時代を感じさせる内容だった。もうどんな裏町でも“ぬるいビール”はなかなか出てこないだろうなあ。夕食は,カレー。20:00に帰宅。

写真は研究室からの夕焼け空。F. チリアーノ「私だけの十字架」。なお,クロード・チアリとは別人である……。

| Diary & 雑記 | 23:59 | comments(8) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP
コメント
日本語を教えておられるのですか。
私が子供の頃は蒸気機関車が走っていたもので、あの「日本今昔物語」は大体、幼少の頃を思い出して書いたものです。
数ある著作の中でも一番気に入っているのです。
ただ、日本人と違ってあまり懐古趣味を持たない台湾人にはそれほど受けなかったようです。
| 東方異人 | 2012/05/20 5:21 PM |
東方異人さま:

コメントありがとうございます。『日本的今昔物語』の著者さまということでしょうか? 御著書は,台湾人の知人が日本語を勉強するためにテキストとして採用させていただきました。他のテキストにはない面白い内容が満載で,トイレやキャバレーの話から,日本人の精神・思考に及ぶまで,私自身もおおいに考えさせられましたし,知人もテレビドラマなどのイメージとは大きく異なる日本の情報を大変興味深く聞いてくれました。

御著書の内容の多くは,現在の日本の学生さんたちもよく知らないのではないでしょうか。ネットの知識を通じて,あるいはせっかく外国を旅したとしても,現地の生活水準の後進性に対する認識ばかりを強めて帰国し,「日本で良かった」という結論を持つ人も多いと聞きます。しかし,日本とて,古くからの伝統に加えて,戦後の,ある意味で「泥臭い」ところから出発して現在のような生活を送るに至ったと思います。そのあたりの知識がポーンと飛んでしまっているというのは,異なる文化や近代性を理解する上で,あまり良いことではないように思えます。

先日,ある大学での出張講義の際には,『日本人的生活秘密』に書かれた日本建築の話を参考に,縁側や床の間に込められた日本文化の特徴について,学生さんたちと討論しました。いろいろな質問が飛び出て答える方としても楽しかったです。
| tomoro | 2012/05/20 7:27 PM |
丁寧なコメント、ありがとうございます。
著者本人です。拙著を使っていただき、本当に光栄です。

生活水準の上下ばっかりを比較してしまうのは、せっかく世界観を広めるチャンスを逃してしまうことになるので残念です。
ともすればマンネリになり惰性で過ごしている日常。それを違った角度から見直して再出発する、それが旅行の効能だと思います。

読本を書くのは大好きなのですが、ネタやテーマを絞るのがむずかしいので一応姉妹本三部作で完結しています。
一番最初の「中小学課本〜」が長女本、次の「生活秘密」が次女本、そしてこの「今昔物語」が三女本で完結です。
(ちなみに長女本の原題は「花鳥風月」だったのです。)
裏設定では、長女、次女、三女とキャラを微妙に変えてありま
す。長女は太陽、次女は月、三女は星をそれぞれイメージしています。だから陰陽二面性のある次女本は、プロギャンブラーとかキセル乗車とか政治家の汚職だとか、ダーティーな話題も多いのです。単語も、次女は「エロ本」と露骨に言いますが、ロマンチスト設定の三女はそういわず「大人の教科書」と言います。そして太陽設定の長女は、そういう話題は一切ないのです。
パッと明るい感じが受けたのか、長女本が一番売れたようです。中国本土では今昔物語のみが発売されていないので、どこかから出してくれないかな、と期待しています。

今後の発展としては、翻訳せずすべて図解で表す「日本語絵図辞典(動詞)」の発行ですが、これはいつになるやら。
| 東方異人 | 2012/05/21 12:24 PM |
著作をそのように位置づけて出版されているというのは,大変ユニークですね!

『日本語絵図辞典(動詞)』は,“動作”をいかに図案化するかが腕の見せどころですね。個人的には,映像(実際にあるアニメを利用してもいいのですが)とセットにして,その中で出てくる動作を別冊で解説したようなものがあると,自学自習もできるかなと思います。

今後,益々の御活躍を祈念しております。
| tomoro | 2012/05/22 2:08 AM |
以前は私も日本語教師をしていたのですが、一番ダメな授業は標準回答を暗記させるだけのやり方だと思います。
もちろんそこは基礎ですが、「あなたの服は何色ですか?」のように答えが最初からわかっている質問を、わざわざする人はいないからです。
それよりも、簡単でいいから「自分はどう思うのか?」をできるだけたくさん言わせるように努めていました。

生徒さんたちと、活気のある授業が目に浮かんできます。
そんな先生に私の使っていただけるのは、光栄です。
それこそ、私が意図するものだからです。

今は基隆市に住んでいますが、そろそろ実家のある東京に戻る準備をしているところです。
なんだかんだで、台湾には25年も住んでいました。
| 東方異人 | 2012/05/24 4:40 PM |
東方異人さんのコメントを読んでいて,ダウンタウンの松本人志がラジオで「英語のレッスンで『これは私の切符ですか?』なんてこと,絶対に使わんやろ」といっていた話を思い出しました。

「簡単でいいから「自分はどう思うのか?」をできるだけたくさん言わせる」というのは,本当におっしゃる通りだと思います。思い起こせば,私も大学院を修了して,非常勤で中国語を教えていたことがあるのですが,そういう点にまでは配慮が及ばず,学生さんはずいぶんつまらなかったろうなあと反省します。

最近,台湾の大学生を相手に授業(語学ではありませんが)を行う機会に恵まれ,いろいろと発見が多いのも事実です。台湾に来てまだ3年半,ボチボチですが努力していこうと思います。

東方異人さんは,25年間も台湾にいらしたんですね。語学のことも含めて,またいろいろとお話を伺いたく存じます。
| tomoro | 2012/05/25 11:53 PM |
「私は、こう思ってる。これを、外国語で伝えたい!」と言う欲求が沸いてこないと、外語を覚えるモチベーションがあがりません。日本の英語教育に一番欠けているのはここです。
言語習得に一番大切な「想像力を刺激・開発する」を根底に据えて教学法や教材を作って行きたいです。

私は東京へ帰ったら、チャイニーズ・ボクササイズ「エアロビック・カンフー」と「文字を使わない中国語教室」をやってみたいです。私に何かできることがあったら、檸檬樹出版社にご連絡を。あるいは、FBでも。FB名はTakashima Ted Sueです。
| 東方異人 | 2012/05/26 12:05 PM |
ありがとうございます!

FBは,さっそく拝見したいと思います。
| tomoro | 2012/05/26 7:53 PM |
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