mt. Tomoro

そこに山があるから。
2013/07/02 作業をさせる。
研究室のエアコンがどうも効いている気がしないので,見てもらったところ,部品交換の必要ありで,すぐには直せない,とのこと。ま,今日はやや曇りがちだったので,よかった。夕方,帰宅途中の風が心地よい。近くの「Y寿司」で焼きサバ定食(240元)。

こういう記事がある。「アホな質問をするのが怖い学生」。まあ,日本も台湾も同じだな,と。以前に,読書会で,これについて討論したのだが,やはり最初から優れた「問い」なんて出ないのだから,とにかく頭の中からなんとか「問い」をひねり出しつつ,それに自分自身で暫定的な解答を出し続けていくしかないと。もちろん,「誤った問い」に「誤った解答」を出し続けることは,問題発見力&解決力の向上につながらないので,適宜,討論を通じて,ないし教師が矯正する必要がある。

そんなわけで,自分の授業でも,何度か授業中の「問いかけ」なり,2〜3回の作業(ホームワーク)などを通じて「問い」をひねり出させる努力をしてきた。で,来学期からは,毎度の講義前に教科書の該当部分を読んで,10個の質問を書き出させることを常態化しようかと思案中。基準点は10点満点の7点,質問の内容の良し悪しで最大プラス3点とする。で,これを平常点の一部としつつ,授業開始前のリサーチの参考とする。

まあ,とにかく,この一年,いろいろとやってみたんだけど,ひとつだけ確信できることは,「ややこしい作業をしない(させない)」ことだ。論文を整理させるのも,「その論文で解決しようとした問題は何か(what)」「なぜその問題を解決する必要があるのか(why)」「その問題を解決するために,どんな方法(&史料)を採用したのか(how)」「問題に対する答えは何か(結論)ぐらいでいい。大切なことは「反復」練習。

こんなことを授業中にやっていたら時間が,という人もいるだろう。はっきり言うが,授業中にするからいけない。作業にせよ,あるいは体験学習にせよ,これを60分や90分という限られた授業時間内に延々とやることほど効率が悪いものはない。何かに時間を取られるということは,他の何かを犠牲にしているということだ。その点では,バランスが大切。去年の経験で意外だったのは,普段授業に出てこない学生も作業を提出してきたことだ。最近の学生は点数に敏感なぶん,それを逆手に利用すればいいということか。

とここまで書いて,こういうホームワークをさせるには,e-Learningが役立っているなと改めて気付かされた。最初はよく分からなかったんだが,慣れるとじつにいろんなことができる。下は,うちの学校のe-Learningで,ホームワークの内容を作成しているところ(画像クリックで少しだけ拡大)。


「作業の標題」,「期限を超えた提出が可能か」,「各人の提出内容の公開/非公開」,「作業主体(個人/グループ)」,「全成績に対する比重(%)」,「提出期限」,「添付ファイル(課題論文などをアップできる)」,「作業の内容」などを記入し,あとは「寄信通知」にチェックを入れておけば,全員にメール連絡が届く。ここでも大切なのは,「ややこしい作業をさせない」こと。精査せねば評価できないような作業内容にすると,時間がかかって効率が悪い。一目見て,「ああ,これは普通だな。8点。」「お,なかなか書いたな,よし10点。」「少ねえなあ……6点」ぐらいのものがよい。深い思考を求めるものは,レポートや試験で課せばよいのだから。期限に遅れて提出すれば,粛々と減点。これを覚えてから,学生とのコミュニケーションも少し良くなったような気がする。

| Diary & 雑記 | 23:59 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP
2013/07/01 学生交流。
ブログを一年以上サボっていた。

簡単にこの一年を振り返ると,台北郊外の大学に就職が決まり(12年6月),職場の近くに引越し(7月),授業が始まり(9月),授業準備に齷齪し(9〜12月),前学期の授業をなんとか終えて一旦帰国し(13年1月),後学期が始まり(2月),授業準備に齷齪し(2月〜6月),相当に疲弊したものの,後学期をようやく終え,成績を出して現在に至っている。来週のサマースクールの講義準備やら,授業シラバスの改良やら,論文や研究発表のことやら,頭の中でとりたてて優先順位もつけずに処理中。

ボチボチいこう。

先日,日本のとある大学の知り合いの先生から,ウチの大学との提携についての問い合わせがあった。そういえば,歴史系の同僚のCさんが提携話をしていたなと思い,お話をうかがうことに。まあ,一通りの話を聞いた後,提携先の学校について聞いてきたので,「◆◆大学といって,ウチの提携校にもなっている▲▲大学と同じぐらいのレベルですかね」と言うと,明らかに顔が曇る(のを,どんなに鈍感な自分でも見逃さなかった)。というのも,彼は,そういう学校間交流の内部評価委員のようなこともしているのだが,講義を受ける姿勢や理解度などについて,他の大学とは明らかに差があった,という。ただまあ,その例として挙がったのは,泣く子も黙るような有名大学で……ま,それはそうかもな,と苦笑い。

だからといって,Cさんというのは,決して大学の名前でどうこうという人でもない。すぐに続けて,「まあでも,結局,交換留学なんかの学生交流ってのは,有名無名は関係ないんだよね。だから学生がそういうので悩むことはあっても,そんなの語学研修レベルで関係ないよって言ってる」と。まあ,常識的なご意見です。

で,数日後,日本から来ていた留学生のHくんがこの夏で帰国するというので,慰労がてら,夕食をともにすることに。で,ふと思い出して,「ウチの大学の語学研修ってどうなん?」と聞くと,「正直,たいしたことないです。クラスは「超簡単」と「難しめ」の2つだけなので,不満を抱く学生もいるし,宿舎も2人部屋でたいしたことないし。市内にある師範大学なんかと比べると大きな差がありますね。でも,聞いた話だと,少しずつ留学生も増えてきたので,語学センターを設けて少し力を入れていこうという話にはなっているらしいです」。まあ,台湾でおそらく最も語学留学に力を入れている師範大とウチの大学とを比べるのは無理があるが,そんなもんなんだろうな。

そうして,さらに数日後。この一年,授業の準備などを手伝ってもらっていた学生としゃべっていて,そういや日本への短期留学経験者だなと思い,日本のとある大学(関東6大学のひとつ)の語学研修の評価を聞いてみたところ,「授業は10〜14時ごろまで,クラスのレベルが2つしかなくて,授業内容は簡単すぎた。でも,不満を言うと,テスト用紙を出してきて,「この問題が全部解けないのであれば,クラス変更はできない」と言われた。宿泊場所だった外のホテルはキレイだった。あとは,週末に何度か日帰り旅行に行った」と,授業内容についてはやや不満な様子。台湾人は,こういう評価については,割とはっきりモノを言うので,まずまず参考になった。

以下は,自分が考えたこと。語学研修が主となるであろう学生交流に関して,これはまず大学が有名かどうかは問題にならない(個々の学部や研究者間で行う学術交流とは全く別物)。日本の日本語学習にせよ,台湾の華語(中国語)学習にせよ,大学ごとに力の入れようは異なっているものの,たとえば「国際交流重視!」なんかを謳うのであれば,外国の学生に魅力あるコンテンツを提供できることというのも,必要なことだろう。マンツーマンで,とはいかないにしても,どれだけ個別の学生に合わせたきめ細かな配慮なり,指導なりができるかどうか,それを内外にアピールできるかどうかは,今後の大学運営でも,より重要性を増してくるかもしれないな,と思う。

そういえば,日本語を勉強したいっていう台湾人学生は少なくないわけだし,制度的にも相互学習の機会を増やして,日台の学生交流をより活性化できないかねえ。日本人留学生がちょっとした家庭教師っぽいことができれば,宿舎代を少し減らしてやる,とか。逆に日本の大学も同様だよね。そういや,自分は,大阪の大学院に在籍中,研究室内の中国人学生を除けば,まったく交流がなかったなあ。それなのに,大学のHPを見ると「え,こんなにいたの?」だった記憶が。もうちょっと有効に交流の「場」を提供できないものかねえ。

とにかく,学生交流に関する提携話は,双方の努力でより魅力的なものになるかもしれない。

| Diary & 雑記 | 23:59 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP
やっと見つけた!
| - | 09:17 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP
どちらさん?


彼は何をしているの??
| トワイライト・ゾーン | 22:46 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP
2012/06/16 三峡,勺勺客。

Lyf,Hsy,Wyt,Yxrたちと,三峡へ。

続きを読む >>
| Diary & 雑記 | 23:59 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP